その日の夜は「念仏」
夕飯を手早くすませ7時からの念仏のために近所親戚がゾロゾロと家に集まる…
「先生」と呼ばれるおじいさんが祭壇前に座り、みんなは何やら「教科書」(郷土古来念仏集)と呼ばれる小さく薄い書物を広げた…
先生がゆっくり歌う…
「こうみょーへんしょーじっぽうせーかいねんぶつしゅーじょーせーしー…」呪文?お経?
節が難しすぎる歌のような…
そのあとにみんなが続き歌いはじめ、だんだんそれが早くなったりおそくなったり…そしてところどころ
「なーむあーみだーぶつなーんまーいだー」
の繰り返し
不謹慎だがラップのようだ…ラップのシークレットライブ!
延々一時間唄う…
娘はノリノリになって手をたたいて歌う。
「なーむあーみだーぶつなーんまーいだー」
ばさまスマン!
楽しいな!これ
こっちの地区オリジナルの念仏らしい…別な種類で生まれたときに唱えるものもあり、アタシは生まれたとき「先生」に来てもらい、唱えられたらしい
「隠し念仏」ってやつだ
職業柄興味がわいた
親戚のおばちゃんからコピーをもらった…
後で研究しよっと
シークレットライブは日曜日の夜にまたやる…


